自由度は高いものの時間がかかる
注文住宅で家を建てると完成までの期間が長くなります。注文住宅は自由度が高い設計ができる魅力がありますが、設計を突き詰めるまでに長い時間が必要です。住宅購入を決めてから実際に入居するまで、1年半前後の時間がかかるとされています。もし建売住宅を選ぶのであれば3カ月で入居可能です。とはいえ、建売住宅であっても、家を買うことを思い立ってから契約するまでの期間は1年近くの時間を要します。そのため、必ずしも注文住宅の入居までにかかる時間は長すぎるとはいえません。
すぐに住宅への入居を考えているのであれば注文住宅を選ぶのは難しいといえます。例えば、転勤や自宅の損壊などによって住宅が急いで必要になったときは、賃貸物件への一時入居した上で、注文住宅を検討した方がよいでしょう。
打合せから入居までのスケジュール
建設を思い立ってから土地探しや住宅メーカーを検討する期間が3カ月から4カ月ほどであるとされています。この期間内に住宅に関する情報集めておくと、住宅メーカーとの打合せが捗ります。住宅メーカーを決定し、建築プランを打ち合わせる期間が、3カ月から6カ月必要です。契約と着工前の打ち合わせは2カ月から6カ月。この期間内に住宅ローンの申請がなされるのが一般的です。ローン申請に手間取るほど、着工までの期間が長引きます。住宅の建築工事は3カ月から6カ月ほどです。デザインや時期によっても期間は前後します。 家が建ち終わったなら、引き渡しや各種手続きに入ります。引っ越し期間も含めて1カ月ほどで入居完了です。注文住宅の入居までの期間が長くなるケースは、以上のいずれかの段階で問題が出ていることが考えられます。